TwitterinstagramFacebook

販売中

避暑地の猫(講談社文庫 み 16-3)

¥220税込・送料別
商品の状態
ほぼ新品
ISBN
9784061841833
この本がある棚:カマル堂書店
いらっしゃいませ。
秋の気配を感じますね🍠🌰🌙
猫や村上春樹関連を中心に、文学/映画/舞台/美術/歴史/旅/暮らし/恐竜/箱根駅伝/落語/歌舞伎 など、おすすめの本、好きな本、興味のある本を並べています。
棚の紹介を読む
商品の説明
著:宮本 輝

1960年代。高度成長期初頭の軽井沢。別荘で避暑を楽しむ財閥一家と、貧しい別荘番の一家をめぐる愛憎劇を、別荘番の息子が回想していくスタイルで物語は進みます。語り口は淡々としていますが、当時そこで、清涼な風が吹く軽井沢で、いったい何が繰り広げられていたか。明らかになるにつれ、人間の欲望のおぞましさが徐々に姿をあらわします。

戦争の影、残酷な身分社会、管理人の美貌の妻と娘、性への欲望、心のほころびと深層心理、出来心、魔が差すこと、人の二面性。見てはいけない秘密をのぞいてしまったような気持ちになります。

終わり近くに、別荘番の息子が姉について言及します。

「金には困ってはいないだろう。どこかで毅然と、不幸な人生を歩んでいるに違いない」
35年振りぐらいに再読しまして、
わたしここ、唸りました。

猫とは。何のメタファーか。