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めぐりあいし人びと

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この本がある棚:中国語音読沼
ここは中国語の深い沼にズブズブとハマり、ついに抜けられなくなったひとびとが浸かる「中国語音読沼」。社会人、学生に中国語講師と、背景も学習歴もさまざまな総勢18人の中国語学習者たちは、日夜アフレコ・演劇… 棚の紹介を読む
商品の説明
堀田善衛『めぐりあいし人びと』(集英社、1999年)

日本人では考えられないような深さ、すごみを持ったインドのネルー。モンパルナスの部屋で楽しく雑談をかわしたサルトル。刺身を豪快にたいらげる太宰治。逗子の自宅にかくまったアメリカの脱走兵。時代を切り取った人びととの交流のありさまが、いまふたたび生きて目の前に現われる。「広場の孤独」「ゴヤ」など幾多の傑作をものした戦後文学の巨匠が、初めて肉声で語る自伝的回想録。

1945年、青年期の堀田は戦時下の上海に渡り、その地で日本の敗戦を迎えました。占領国の一員として来た自分が、敗戦によって一転して異国に取り残される。その経験は、日本という国家、自分自身の立場、そして歴史の中で生きる個人について考え直す契機となりました。本書には、のちに作家として繰り返し問い続けることになる戦争、国家、異文化、そして人間への視線が、実感として刻まれています。堀田文学の原点を知ると同時に、彼にとって中国とは何だったのかをたどるための一冊です。

目次
何から話をしましょうか
上海で敗戦の報告を聞く
国やぶれてのちに…
作家会議とCIA
中ソ対立のはざまで
サルトルとヨーロッパ
昨今のソヴィエトを見て思うこと
北の国から
若き日のカストロ
ゴヤをたずねて〔ほか〕