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販売中

父のところに行ってきた

¥2,400税込・店頭販売のみ
商品の状態
新品
ISBN
978-4-908184-50-5
この本がある棚:アストラハウス
世界の隅々に隠されている最高の文学を発掘し、読者と作家の架け橋にーー
そんな意気込みで海外文学の翻訳出版事業に注力してきた株式会社アストラハウス。
残念ですが力及ばず、2026年10月末を持って廃業いたしま… 棚の紹介を読む
商品の説明
世界4 1カ国で2 5 0万部超え! マン・アジア文学賞受賞の名作『母をお願い』の申京淑の傑作長編。

父は、泣く。父は、彷徨う。父は、怯える。父は、眠らない。父に寄り添う暮らしは、思いがけないことばかりだった。「私」は思う。いったい父の何を知っていたというのだろう。

主人公の「私」は中学生の一人娘を事故で失い、かたくなな心を持て余している孤独な女性作家。高齢の母がソウルの病院に入院したため、故郷に一人暮らしとなった父の世話を兄弟たちに頼まれ、老いた父に向き合うことになる。「アボジ(お父さん)」と呼びかける父は一九三三年生まれ。植民地期、朝鮮戦争、南北分断、軍事独裁、民主化抗争といった朝鮮半島の激動の時代を生きてきた。

「苦難の時代を生きた」人、「もし、いい世の中にめぐりあっていたなら、もっといい人生を生きることができたであろう」人……。そんな「匿名の存在」に押し込めて過ごしてきた父に、あらためて寄り添い、「私」が分け入っていく父の記憶のひだ、父の人生の物語。
アストラハウスの選書理由
韓国文学の巨匠、申京淑の傑作長編が、姜信子・趙倫子という二人の翻訳者の強力タッグで美しい日本語になりました。
「極めて個別の父」を描きながら、読み手の胸を震わせ目頭を熱くする「普遍の父」とは……。編集担当は原稿を読むたびに泣きました。ぜひご一読ください。