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探偵はパリへ還る(新潮文庫 マ 36-1)

¥825税込・店頭販売のみ
商品の状態
新品
出版社
新潮社
ISBN
9784102410813
この本がある棚:コパンの本棚
熊本県山鹿市の小さなフランス料理店、ビストロ シェ・ル・コパンのマネージャー(通称:コパマネ、本名:田中裕子)の本棚です。フランス語の出版翻訳家でもあります。主に、自らの訳書(新品)、および、蔵書・愛… 棚の紹介を読む
商品の説明
著:レオ・マレ/訳:田中裕子/2025年刊/新潮文庫

第二次大戦下のドイツ。捕虜として収容所の病院で働く探偵ビュルマは、瀕死の男に謎の言葉を告げられる。「エレーヌに伝えてくれ、駅前通り120番地」。釈放後パリへ戻るなり、再会した探偵助手が何者かの凶弾に倒れ、彼もまた同じ住所を言い残すーー。死に際の台詞、暗号解読、稀代の大泥棒、一同集めての推理披露と、ミステリー要素満載。フランスのハードボイルド小説はここから始まった!
(出典: 楽天ブックスの商品説明 https://books.rakuten.co.jp/rb/18381754/)
コパンの本棚の選書理由
「ナチス占領下のフランス」オタクの訳者にとって、興奮せざるをえないシチュエーション。本書が執筆・刊行されたのも、物語の舞台もナチス占領下! もちろん出版物はすべて検閲されるので、本書ではナチスドイツへの批判はおおっぴらにはされていませんが、よく読むと不平不満の本音が見え隠れしています。
終盤のパリ空爆シーンは、もちろんドイツ軍ではなく連合軍による攻撃。ナチス占領下、連合軍による攻撃で1570市町村が被害を受け、6万8千人の一般市民が命を落とし、10万人以上が負傷し、48万の家が全壊しました。
原題は『120, rue de la Gare(駅前通り120番地)』。実は、著者はもともとは『L'Homme qui mourut au Stalag(捕虜収容所で死んだ男)』というタイトルをつけていましたが、占領軍の不興を買うことを恐れた出版社にタイトルを変えられてしまったのだそうです。