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高村光太郎 詩碑 拓本 「春駒」

¥500税込・店頭販売のみ
商品の状態
非常に良い
この本がある棚:葉舟会
かたくりの郷(駒井野)は作家の水野葉舟が半農生活をおくるトルストイの思想に共鳴し、1924年(大正13年)成田駒井野に移り住んだところ。葉舟手植えの草花が今も残されており、四季折々の庭を開放します。 棚の紹介を読む
商品の説明
水野葉舟が三里塚御料牧場の一隅・遠山村駒井野に移住した年の春(1924年)、高村光太郎が葉舟を訪ねてきた時の頃。光太郎は三里塚農場で詩作し、同年4月13日付け朝日新聞に「春駒」を発表した(商品は詩碑実物大の印刷)。

春駒
三里塚の春は大きいよ。
見果てのつかない御料牧場(ごれうまきば)にうつすり
もうあさ緑の絨毯を敷きつめてしまひ、
雨ならけむるし露ならひかるし、
明方かけて一面に立てこめる杉の匂に、
しつとり掃除の出来た天地ふたつの風景の中へ
春が置くのは生きてゐる本物の春駒だ。
すつかり裸の野のけものの清浄さは、野性さは、愛くるしさは、
ああ、鬣に毛臭い生き物の香を靡かせて、
ただ一心に草を喰ふ。
かすむ地平にきらきらするのは
尾を振りみだして又駆ける
あの栗毛の三歳だらう。
のびやかな、素直な、うひうひしい、
高らかにも荒つぽい。
三里塚の春は大きいよ。