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願わくは、鳩のごとくに

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ISBN
4594062865
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「一介の読者であることに満足し、自分の愛する本、いまのところほとんど人目を引かないが20年後には有名になっているはずの本を、ひそかに、最良の友達に推奨す… 棚の紹介を読む
商品の説明
杉田成道著 扶桑社刊 2010年12月1日初版第1版発行
以下引用


「北の国から」「最後の忠臣蔵」演出家・杉田成道、初の著書

「北の国から」の演出家が、60歳過ぎてイクメン(・・・・)に!? ひとの繋がりが沁みる、長篇家族物語

「杉田成道さんは風情のよい男だ。風情の内情がこれほどの苦労とは思わなんだ。他人の苦労は実に面白く、おかしい。これに哀しみが降りかかっているから一級の小説だ。」
――伊集院静
「この世に生きる者は皆、死者に見守られている。そのことの尊さを伝えてくれる物語。」
――小川洋子
<あらすじ>
「僕には、川端康成の「眠れる美女」の一場面が浮んでいた。裸の美少女が真紅のビロードに包まれ静かに眠っていて、死期を意識した老人たちが静寂の中に、それをじっと凝視している、あれである。変と言えば、まったく変であった。こんな秘密クラブのような場所で結婚披露宴をやるのも変なら、新郎五十七、新婦二十七、年齢差三十、というのはもっと変であった。」
二〇〇一年五月。三十歳も年の離れた夫婦が誕生した。
新郎は、国民的ドラマ「北の国から」の演出家として活躍する杉田成道。
新婦は、銀行員から一念発起、女医の卵として医大に通う依里。
ちょうど五十歳のとき、僕は前妻を癌で亡くした。連れ合いを亡くすことは、何よりも辛いことだった。その僕を慰めようとした食事会で、若妻となる依里と再会した……。
その後、五十七歳で第一子、六十歳で第二子、六十三歳で第三子が誕生。
医学生と演出家の新婚生活、子育ての、怒涛の日々が始まった。
「北の国から」をはじめとするドラマの裏側・秘話と共に、六十過ぎての子育てと、“家族”の死が、まさに「ドラマと生と死」が交錯していく。
――テレビドラマの現場と、乳飲み子のあいだをひとりの男が四苦八苦しながら、新たな「父親像」「家族」を作らんと奮闘する。
しかし、そこに至るには、明治、それ以前から続く自身の家族と、亡妻の家族の「重み」があってこそのことだった。癌で急死した前妻の死、四十円だけを残して変死した従姉妹の死、義父・三木のり平の死、自ら断食を選んだ父の死、前妻の養母の死――さまざまな“家族”の想いと労苦が絡み、家族は今日も繋がっていく。

家族とは父子の関係だけではない。人は必ず、引き継がれ繋がって形成されている。
わたしたちは決してひとりではない。―その真実に思いを至らせる、珠玉の長篇家族物語。

引用終わり。

名著。この世代の知的レベル(文章を読むだけで、膨大な読書に支えられていることが容易に察することができる)と「ものつくり」の志のなんと高いことか。またカバーデザインともなっている「系図」がこれまた大河ドラマの登場人物のよう。とくに三木のり平との関係(と人物評)はかなり貴重な証言ではないか。
そして何より、著者はこの出版後、さらに第4子まで誕生するという驚愕の事実がある!
ぜひ続編を熱望する。