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黒坊主と帝国

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商品の説明
“黒坊主”――この言葉に何を思い浮かべるだろうか? 妖怪の名か、弥助の異名か、あるいはかつて日本に現れた黒人の記録か。
本誌は、日本語の中に刻まれた“黒坊主”という言葉の意味を出発点に、戦国から近代、そして現代までの“黒人”と日本の交錯の歴史をたどる文化史的な試みである。
信長に仕えた弥助の実像、民間に語られた異人の姿、近代の人種論と帝国思想、そして敗戦後の“語られ方”まで─
散在する記録をつなぎ直し、忘れられがちなまなざしの変遷に光をあてていく。歴史と想像、記憶と表象のはざまに現れる“黒坊主”という存在を通して、私たちが“他者”をどのように見つめてきたかを問い直したい。

目次:
1章:はじめに
2章:東アジアの黒人の歴史と各文化での呼び名
3章:黒坊主が日本にやってきた
4章:伝説化していく黒坊主
5章:世界を見た日本と黒坊主
6章:大正文化と黒坊主
7章:戦争に向かう日本と黒坊主
8章:帝国の崩壊と黒坊主
9章:その後の日本と黒坊主

発行人:人鳥書店 Penguin-BookSeller
発行年:2025年8月
A5版、234p、モノクロ