TwitterinstagramFacebook

販売中

切支丹の里(中公文庫 え 10-8)

¥770税込・送料別
商品の状態
新品
出版社
中央公論新社
ISBN
9784122063075
この本がある棚:All you need is BLUE LOVE
【2026/09/14】久しぶりの試みとして新品を新刊注文して仕入れました。
『アンチ・スポーツの哲学』
『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』
『切支丹の里』の3冊です。よろしくお願いします💙️
ღ .:*・゜♡゜・*:.ღ… 棚の紹介を読む
商品の説明
著:遠藤 周作
⚠️取次店から仕入れた新品ですので定価販売になります。

『沈黙』執筆のために訪れた長崎取材紀行。それだけでなく長崎のキリシタン迫害の詳しい歴史検証、何度でも踏み絵を踏みながら潜伏して土着化しようとも代々信仰を守り続けた人々…取材当時でさえもその土着信仰のほうを守ってきた子孫の内心についての考察、そして自分の父親に離縁されて本土に戻ってきてキリスト教信仰に熱心にすがった母親への追憶が連なっています。これまで読んだ遠藤周作の作品のなかで『沈黙』以上に私は好きになったかもしれません。ここまで弱者の視座に立てるところが当時としては斬新だと思うんです。カトリック関係者ですら軽蔑した人々の立場を考えてしまいます。本書の言わんとしていることはキリスト教に特化してるとも言えず、おそらく誰もが共通する人間性について、流れる時とともに思いを巡らせているのがよいです。私もどこかに行くとき、ただ目の前のものを見るのではなく、そこに流れる時間を見てしまうので。

古本で付箋付を別途出品しています。そちらも参考になさってください。本書は私が個人的に気に入りすぎて今回新刊として取次店から仕入れた新品で、表紙違いの改訂版です。したがいまして定価販売です。よろしくお願い申し上げます。

All you need is BLUE LOVE 棚主の松永りえより💙
All you need is BLUE LOVEの選書理由
今や世界遺産にもなった「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」ですが、それらの地域のみではなく、著者が『沈黙』の執筆のために取材で回った記録が紀行記としてすごく気に入ったからです。しかも、構成が地味に凝ってて一部フィクション仕立てにした紀行文の箇所があったり、著者自身の個人的な思い出も描かれています。つまり、旅とは目の前のものを見るだけではない、時の流れとそれらに翻弄された人々を見る…そこが棚主の一番の推し所。