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販売中

君たちはどう生きるか

¥780税込・店頭販売のみ
商品の状態
非常に良い
ISBN
9784003315811
この本がある棚:All you need is BLUE LOVE
【2026/10/19】1年ぶりに一日店長をやることにしました。
10/21(水)12:00~19:00 @SOLIDA 1F
2Fにある💙の3つの棚の商品を陳列します。
当日限定で代々木上原ミレイネのお菓子と棚主の蔵書をセットした企画3点を販… 棚の紹介を読む
商品の説明
著:吉野源三郎

以前出品した本に本書が勧められていまして「私はあの本を読んだっけ?」と思いました。コペル君とか叔父さんとかぼんやりと覚えているので、何かの抜粋を読んだことはあったのかもしれません。齢55にして『君たちはどう生きるか』を読みました。岩波書店版の初版刊行年…1982年という記載を見るかぎり、当時なぜ読めと誰かに言われなかったのだろうと不思議でしたが、少なくとも実家には子どもを大きめの書店とか図書館に連れて行くという発想と習慣がなかったのでスルーされたのだと思われます。一応、活字は読んでいました。家に届く新聞の折り込み広告をくまなく読んでいました。新聞そのものは読みませんでした。いかにも消費するだけの人間らしいですね。

コペル君のこの数ヶ月間は太平洋戦争が始まる前のことです。日本も明らかな階級社会でした。格差は目に見えているものとして描写されています。だからコペル君には様々なバックグラウンドの友人がいますが、岩波書店が本書をオリジナルの刊行当時のままの形で出版した時代は一億層中流時代と言われた頃…でも貧しく不遇な人々はそれなり多く存在していたのが見えてなかったともいえます。良くも悪くも階級が固定されていたコペル君の時代は「自分たちは恵まれているのだ」という自覚があったと思いました。良い意味でも悪い意味でも。

さて、なんだかんだ言ってもPASSAGEやSOLIDAに棚を借りたり、あるいはお買い物や飲み食いに来られる方々は恵まれている人々です。はたして私たちはその自覚があるのでしょうか?そういったことを考えながらコペル君と叔父さんとのやりとりの箇所を読んでいると、メタ的に世間を俯瞰することから始まって、世間とは何かをミクロなレベルでも知っていき、失敗することがあっても最終的には高い志を持とうとするコペル君と叔父さんに棚主は泣けてきてしまいました。文字通り泣いちゃったんですよ。今読んだほうがいい本だと思いました。こちらはお譲りします。状態は実質新品ですし非常によいです。少々カバーの上部が折れたので「ほぼ新品」ではなく「非常によい」としておきます。
All you need is BLUE LOVE 棚主の松永りえより💙
All you need is BLUE LOVEの選書理由
老若男女まだ本書を読んでいない方全員にお勧めします!
そうですね…帯に読み継がれて164万部と書かれていますが、1982年以降、本気で164万人がこの本を読んで、いわんとしていることをくみ取ってきたのなら、日本の社会はもう少し、芯がありながらも視野の広いものになっていたのかもしれないな、などと思いました。