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販売中

王城夕紀『青の数学』+『青の数学2』2冊セット

¥1,000税込・店頭販売のみ
商品の状態
非常に良い
ISBN
9784101800721
この本がある棚:All you need is BLUE LOVE
【2026/10/19】1年ぶりに一日店長をやることにしました。
10/21(水)12:00~19:00 @SOLIDA 1F
2Fにある💙の3つの棚の商品を陳列します。
当日限定で代々木上原ミレイネのお菓子と棚主の蔵書をセットした企画3点を販… 棚の紹介を読む
商品の説明
著:王城 夕紀

本作は2冊で完結するのでセット販売にしました。帯のとおり、必ずしも数学がわからなくても話は追えますが、棚主が確認した用語や定義は青系の付箋をつけたり、付箋を貼った紙を挟んでいます。
棚主が本書を読んで驚嘆したことのひとつが、数学(に取り組むこと)とは何かを2冊とおして問い続けたところです。多くの登場人物――ほとんどが高校生ですが、みんな理由が違う。「数学をやる」というのは、回答を競う数学”オリンピック”があるように、実はかなりエリートスポーツ競技に近い。特に個人競技。フィールズ賞受賞対象年齢は40歳までとされていますが、それも多くのスポーツでプロ、あるいはエリートアスリートとして体力的な限界の年齢にも似ています。そして高い水準で競うまで登り詰めるには向き・不向きも問われる。向き・不向きとは才能?努力?楽しさ?好み?特技?そもそもひとつのことに熱中することってどんなこと?熱中することに理由は必要なの?

緑系の付箋は「数学をやること」とは何かについての箇所、紫や灰色系の付箋は数学に限らず、競い合うこととは何かについて登場人物が語っている箇所になります。私はフィギュアスケートを見るのが好きですが、個人競技の意義が実はよくわかっていなかった。「自分との戦い」というなら、なぜ他の人たちと同じ場で競わなきゃいけないの?とかそういう意味で。もちろん棚主の場合は自分が選手ではないからというのもありますが、主人公をはじめ登場人物たちが数学とは何か、数学に限らず競い合うこととは何か(実際主人公の友だちは登山や野球や薙刀など他の部活動に熱心です)と、ひとつのことに熱中するというのはどういうことなのか、この本には色んな回答が出てきます。「そうだよね」と膝を打つことが多く、当然付箋が多くなりました。どんなに秀でた才能があっても迷うことはある、でもそれでもどうあるべきか。微分のたとえは絶妙です。一文だけ気に入った箇所を挙げれば「面白いことをやるというのは、さんざんな目にあうこと」。本書の状態は上巻にページの折れがある程度で、それ以外は非常によいです。
All you need is BLUE LOVEの選書理由
数学に興味がある方も、そうでない方も、あるいは個人競技スポーツの好きな方もきっと面白いと思うはず。ひとつのことに熱中するというのはどういうことなのか、奥深い名言だらけでその意味ではマンガみたいな小説かもしれません。好きなことをやっているはずなのに行き詰まりを感じている方にも、ヒントとエールになるような小説ですのでおすすめです。